ABREU CABERNET SAUVIGNON MADRONA RANCH 2000 |
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もしも彼が “栽培家” でなく “醸造家” を志していたら…ちょっとヒヤっとしますよね。彼の代わりを務められる人物が、果たして現れていたかどうか。ワイナリーとしてのエイブリューの存在は変わらないにせよ、その他のパーフェクト・ボトルが誕生していたかどうか疑問です。いえ、リック・フォアマンとの交友が生まれなければ、作品としてのエイブリューの価値も危ぶまれるところ。そんな空想さえ膨らます人物こそが、後に自身のP.B.で5度の【RP100点】排出、さらに数多のパーフェクト・ワインにおける栽培コンサルタントを受け持つことになる、まさに畑の申し子…ナパが誇る “最上の栽培家” デヴィッド・エイブリューその人。彼がラザフォードという地で産まれた事には、何か運命めいたものを感じずにはいれません。グロウワーを生業とする一家に生まれた事も幸いし、幼い頃からこの世界にごく自然と足を踏み入れ、早くからイングルヌックやケイマスなどで職を得ました。ワイン造りの工程に自らの身を置く中で、何よりも面白みを感じたのはやはり “葡萄の栽培” でした。時を経るごとに彼の中に募るは、「自らのワインを造りたい…」ではなく、「自分の畑を持ちたい…」そして「畑仕事こそが天職」という想いでした…1980年、エイブリュー・ヴィンヤード・マネージメント社の誕生です。同年、彼はセント・ヘレナのヒルサイド・エリアに畑を購入し、『マドローナ・ランチ』 と命名。ここから初めてその名を冠したカベルネとフランが誕生した記念すべき年が1986年(非公式)。正式なファースト・ヴィンテージは1987年でした。確かな仕事の積み重ねが次々と大物達との契約を実現させ、それがまた次を呼ぶ。果実の出荷先もまた同様。そして自身のレーベルでは1997年に初の【RP100点】獲得、2002年には2度目のパーフェクト。こうしてエイブリューの名は、栽培家としても、畑としても、ワインとしても、「カリフォルニア最上」の代名詞となりました。元祖エイブリューの 『マドローナ・ランチ』。セント・ヘレナの西麓ヒルサイドに在る23エーカーの畑からのカベルネ、フラン、メルロー、プティ・ヴェルドのブレンド。2年の樽熟と2年の瓶熟、計4年の熟成を経てからリリースされます。ケンゾーエステイトのヴィンヤードマネージャーであることも有名です。 | |
生産国 | アメリカ |
生産者 | エイブリュー |
生産年 | 2000年 |
セパージュ | カベルネ・ソーヴィニヨン |
種類 | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
スタイル | フル・ボディ |
エイブリュー エイブリュー マドローナ・ランチ カベルネ・ソーヴィニヨン 2000
¥54,987 (税込) ※会員は特別価格にてご提供中 ¥42,890 (税込)
在庫5個
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説明
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